トークイベント 小山薫堂×宮島達男 “ミライノケシキ”の作り方~世界を動かす小さな力 in BLD GALLERY

『柿の木の物語』 出版記念展覧会 関連イベント
第2回トークイベント
“ミライノケシキ”の作り方~世界を動かす小さな力
小山薫堂×宮島達男
                 

 今回は、放送作家で映画「おくりびと」の脚本でアカデミー賞に輝いた小山薫堂さんをお招きし、「社会や人々を幸せにするアイデア」について話し合った。
 
 まず、同じ大学で働く同僚なので、大学の話題から。小山さんが東北芸術工科大学の先生になった経緯や新しく出来た「企画構想学科」の話を紹介。
 宮島は、これまでの柿の木プロジェクトの始まりから活動内容を紹介。それを受け、小山さんは、今までプロジェクトについて何も知らなかったことを後悔。今回初めて知り、プロジェクトが18年の長きに渡って活動していることを高く評価した。また、彼が長崎という地に様々な形で関係があることを通し、このプロジェクトに参加したいとの意向を示した。さらに、小山さんは、プロジェクトが、原爆のことを、最も分かりやすく、かつ楽しく伝えられ、また教師も参加しやすい、アートワークを交えたことが素晴しい。と評価。宮島も、広島での風化の話を通しながら、伝わるのは、強制ではなく、共感と感動だと応じた。
 
 さらに、小山さんは、柿の実料理のアイデアで、プロジェクト理解の輪ををもっと広げては、と提案してくれた。
 
 宮島は、植樹に参加した子どもたちは、今10数年経って成人を迎えている。この本は、時の流れとか、プロジェクトの軌跡のようなものを、高校生くらいの年代に伝えていきたいと思ってつくった。と次の世代へバトンタッチしたいとの想いを話した。
 
 その後、宮島が各地の柿の木プロジェクトのエピソードを紹介すれば、小山さんは、自身が展開する首都高速交通事故キャンペーン「スマートドライバー」の企画が全国へ広がったエピソードを紹介。一般参加者が盛り上がる構造が両者似ていることを明らかにした。
 
 最後は質疑応答が行われた。

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