グリエルモ・マルコーニ国立理系高校 植樹式
(イタリア フォッジャ)

グリエルモ・マルコーニ国立理系高校では、学校や地域のプロジェクトを通して、長年にわたり、平和というテーマについて取り組んできました。14歳から19歳までの生徒たちがこの学校に属しており、柿の木を通して、生徒たちに平和への標示、平和問題に関する意識の啓発ができることを期待し、ミッシェル先生が植樹の申込みをしてくれました。

410日の植樹式には、フォッジア州の副知事、フォッジア市長をはじめ、地域の方、保護者など、多くの人が集ってくれました。最初は講堂で、来賓のあいさつがあり、その後、教会の司祭からの話がありました。高校生たちは、パワーポイントを使い、原爆についての研究発表を行いました。また、和服姿の原ひろこさんによる、原爆の体験発表は、多くの人の心を打ちました。

海老沼先生からのメツセージの代読、再び高校生による「柿の木プロジェクト」の研究発表があり、ミルカ氏による1990年代のユーゴスラビア戦争の話もありました。

その後、場所を校庭に移し、「被爆柿の木2世」の植樹が行われました。高校生4名が生徒を代表して植樹しましたが、他の生徒は柿の木を囲むようにたっている校舎の窓から顔を出しています。また、校舎の窓からは7色の長い布が垂れ下げてあり、メツセージがかいてあります。柿の木の横には、大きな石につけられたサインボードが置かれました。

柿の木には、白い花で作られたリースがかけられ、白いリボンが結ばれて、窓から顔を出ししている高校生たちの大きな歓声で植樹はおわりました。

再び、講堂に戻り、ルーツウィングネットワークからの報告をきき、ギターとフルート演奏による歌が披露されました。女子高校生たちによる新体操のリボン演技と男子高校生による歌、最後は全員が彼らを囲んで集まり、大きな歓声の中、3時間にわたる植樹イベントは、締めくくられました。

柿の木の世話は、フォッジア大学の農学部と協力して、行っていくことになります。

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