東松山市立唐子小学校は、2007年2月26日に被爆柿の木2世の植樹を行いました。その後、毎年秋にアーティストの木谷安憲さんによるワークショップを3年生の平和学習として継続しています。 2015年11月17日に実施された唐子小学校の3年生のワークショップの様子です。ワークショップのはじめに、長崎で被爆した柿の木の紙芝居、「柿の木おや子」が紙芝居の作者である木谷さんにより歌をまじえて上演されました。唐子小学校に植えられている柿の木がどのような経緯で植樹を迎えたのか、子ども達にわかりやすく話しました。子ども達は、学校に植樹されている被爆柿の木2世を見にき、実際に触り、大きくなった柿の木にびっくりしていました。ワークショップでは、「描いてみよう!柿の木赤ちゃん」をテーマに、みんなが考える紙芝居に登場する柿の木赤ちゃんと樹木先生を描きました。子ども達は、木谷さんや柿の木スタッフといろいろ話しをしながら、木の幹に部屋のある柿の木や、柿ジュースがいつでも飲める柿の木など、とても独創的で素敵な絵を描いていました。 ワークショップの最後には、子ども達1人1人に、どんな柿の木を描いたのか発表してもらいました。子ども達にとって、「命」を学ぶ大切な機会になったワークショップでした。