アドリア海北部に位置するベネチア島から船で約30分のマッツオルボ島の公共農園 “B.Galuppi”di Buranoに柿の木が植樹されました。植樹場所は農場のぶどう畑の中にあり、ベネチア周辺の小学校約9校から約450人のこども達が参加し、盛大な植樹式になりました。この小学校の参加は、ベネチア・ビエンナーレを見た数人の教師が共感してくれて実現したものです。特にラウラ ビオンディ先生は中心的に働いてくれました。ジョルジオ・マスティーニさんによる凧あげ、三嶋りつ恵さん、ラウラ先生による鳩の折り紙と色付け、マンチェスターの小学校と交流、詩を書いて柿の木に貼る、マテオ・ベルテッリさんとカルロ・メモさんによる屏風のようなつい立に絵ドローイングを描く、マテオさんとニコラさんによる壁一面の大きな絵、ファビオさんによるコンゴ演奏など広い園内で自由にワークショップが開催されました。また、この式典にはベネチア・ビエンナーレのコミッショナーを務めた塩田純一さん、国際交流基金の佐藤淳子さんも参加しました。
残念ながら、2003年6月にブラーノを訪問したときに確認したところ、柿の木はなくなっていました。役所に確認すると土地のアルカリ性が強くて枯れてしまい、抜いたとのことでした。