植樹式 旧サンジョバンニ教会

旧サン・ジョパンニ協会は緑豊かなバレーゼ地方に点在する湖を見下ろす高台の小さな村に立つ中世の教会跡です。マンゾーニ小学校PTA会長のアンニーバ・アンツィさんはベネチア・ビエンナーレ日本館で「被爆柿の木二世」に出会ったのを機に小学校の遠足でこども達にも柿の木を見せ、村の老人に戦争のお話を聞くなどの活動を始めました。植樹式はアーティストのジョルジョ・ヴィチェンティーさんのインスタレーション「ON-OFF」や旧協会での展覧会を大人と子供が地元のアーティストと一緒に作りあげ、詩や朗読、造形のワークショップも開かれました。毎年春には2010年の収穫祭を目指して植樹記念祭が行われ、その日一日、村じゅうが柿の木一色となりました。特にこども達だけでなく、保護者の大人も一緒になってワークショップを盛り上げ、とても楽しくにぎやかな会となりました。その後も、柿の木カレンダーを作ったり、展覧会を開いたりと活動を活発に展開。2008年には、これらの活動が認められ、「ロンバルディア州平和賞」も受賞しました。

2010年5月2日、10周年祭は盛大に開催されました。大きくなった柿の木の下に、市長や多くの市民、マンゾーニ小学校のこども達、PTAの人たち、ミラノの日本領事館の方、ローマ日本文化会館の方、10年前に植樹に関わってくれた人々が一同に会しました。
旧サンジョバンニ教会 10周年祭

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これまでの活動