展覧会 越後妻有アートトリエンナーレ2000

会期:2000年7月20日-9月10日
「時の蘇生」柿の木プロジェクト実行委員会

越後妻有アートトリエンナーレは3年に一度開催される、越後妻有の地域全体を舞台とした展覧会です。「時の蘇生」柿の木プロジェクトでは松代町にある古民家を「柿庵」という名前の展覧会場として、これまでの活動を紹介しました。古民家は持主の方が以前から地域の人たちの集まるコミュニティーにしたいとのことで、改築済みで、囲炉のある生活環境の整った建物でした。展覧会前に行った柿の木プロジェクトの説明会の際に、持ち主の方がプロジェクトにぴったりだということで、期間中の会場、滞在施設として貸してくださることになったのです。

柿庵の近くの冨澤恵子先生宅に柿の木プロジェクトの実行委員が住み込み、地元の方や高校生・中学生らと一緒に、プロジェクトの紹介、新規植樹の募集を行いました。これまでの活動記録や記録映像を見ることができるほか、ワークショップも数回行われました。また、今回の展示のために、これまで柿の木プロジェクトに参加してくれた世界の植樹地の子こども達を対象にプロジェクトに対するアンケートを募り、寄せられたメッセージを公開しました。展覧会期間中、週3日間、茶房「柿庵」としてコーヒーや紅茶、手作りお菓子などが振る舞われ、地元の方や展覧会のお客さんが一緒になってくつろげる場所となりました。

この展示がきっかけとなり、松代町太平地区には展覧会の翌年の2001年3月10日柿の木が植樹されました。2011年の植樹10周年には柿の木の元へ、みんなで集まる計画をしています。

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これまでの活動