植樹式 ライデン大学付属植物園

ライデンはオランダ南西部の都市で、シーボルトゆかりの土地で知られています。シーボルトが生前、日本から持ち帰った民族誌学的コレクションを一般公開した家に、日本博物館が建設されており、江戸時代から現代アートまで、幅広く日本の文化が紹介されています。

オランダで開催された日蘭交流400周年記念の現代アート展「日本からの声」展に柿の木プロジェクトが招待され、ライデン大学付属植物園の館内で柿の木プロジェクトの紹介展示が行われました。この展示は二コル・レパースさんと植物園のカーラ・テーネさんが中心となって準備が進められ、シモーネ・デ・ヨンさんをはじめとする地域のアーティストたちが、柿の木プロジェクト事務局から送った資料を元に展示作品を制作してくれました。展覧会前には、オランダの4人のアーティストにより、近くの小学校で2回のワークショップが行われ、ワークショップで制作されたこども達の作品も展示されました。展覧会のオープニングでは近隣の小学生、中学生が太鼓をたたいて行進し、展覧会の会場には中央に苗木が展示され、そのまわりを葉っぱの形をしたメッセージカードがぶら下げられました。また、柿を使った料理のレシピなども紹介されました。

この時に展示された苗木が、10月16日にライデン大学付属植物園に植樹されました。植樹は、この時期は移植に適さないので、大きな植木鉢に仮植え、翌年の5月には無事に地植えされています。この地植え式にも大勢の人が集まり、アーティストによる詩の朗読や演奏が行われました。

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