植樹式 東北生活文化大学高等学校

東北生活文化大学高等学校(旧三島学園女子高等学校)の倉本郁哉先生が越後妻有トリエンナーレの柿庵の展示を見てプロジェクトに参加申し込みをしたことから、植樹が実現しました。 この年はちょうど三島学園100周年記念の年。その記念祭の一環として柿の木の植樹式が行われました。

植樹式は学校の在校生、関係者、近隣の方々の850人近くが参加する大規模なものとなり、植樹と同時に生徒らが10年後の自分にあてた約1100通のメッセージ入りタイムカプセル「柿の木ボトル」を土の中に埋めました。また、同じ市内の虹の丘公民館にも、もう1本の柿の木が植樹されました。

残念ながらこの年、学校に植樹した柿の木は土壌の問題もあり枯れてしまいましたが、翌年の3月には植樹1周年祭を祝うと同時に、新たな柿の木の再植樹が行われました。東京から小池伸男先生が参加し、講演を行いました。新しい植樹場所は日当たりが良く、土の状態もよい場所です。記念式典の中で紹介されたメッセージロールはとても大きく、とにかく圧巻なものでした。現在の長さは35メートル、巻物内面に生徒一人一人が「私にとっての幸せ」や「私の一生の友人へのメッセージ」などを貼り付け、外面には今年度の平和に関する新聞記事などのデータベースが張り付けてあります。会場内を10名以上の生徒が持ち歩いて回ると、会場内から歓声があがりました。PTAのお母さんたちもこの力作に感動していました。

10年巻物計画メッセージロールは植樹式の前に、有志の生徒数名と生徒会総務で制作したものです。柿の木プロジェクトのコンセプトに基づき植樹祭から収穫祭までの10年間、明確にすべての生徒が共有してプロジェクトを継続していくために計画され、毎年新たなオリジナルの巻物が10本できあがる予定です。さらにこのプロジェクトの達成感を生徒らと共有するために、この10巻の巻物をひとつにつなげ約500メートルの巻物をつくり、10年後の収穫祭でこの10本を同時に公開する計画を実行しています。その後、柿の木は成長し続け、毎年2月27日には平和学習を行い、10周年祭をめざしてプロジェクトは進行中です。

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