植樹式 ゼグビ・チルドレン・センター

グルジアは西アジアのコーカサス地方に位置しており、有史以前よりさまざまな民族が行き交うシルクロードの要所。西は黒海に面し、北と東はロシア、南東はアゼルバイジャン、南はアルメニアとトルコに接しています。ブドウの生産国、またワインの発祥地としても有名です。
イギリス・グロウスターのアーティスト、ブルース・アレンさん(イギリス・グロウスターで、2002年3月15日に柿の木プロジェクトを実施)、ノビーさんがグルジアのチコさんにプロジェクトを紹介したことが、今回のグルジアでの植樹とつながっていきました。チコさん、マリナ・キャティアビリさんが申し込みをしてくれました。

植樹場所は海抜600メートルの小高い丘にあるチルドレン・センター(両親のいないこどものための施設)のすぐ近くの場所です。みんなは日本から届く「被爆二世の柿の木」を心待ちにしてくれて、空港で苗木を受け取ったときの写真をすぐにメールで送ってくれました。幼い時に両親を失いつらい日々を過ごしたチルドレン・センターのこども達が頑張って素晴らしい植樹式にしてくれました。こども達はやせ細った馬が引く荷車の上に乗り、日本から到着した被爆柿とともに数十本の苗木も乗せ、大きな目でこども達を見つめている茶色い毛をしたヤギ、そして大きなハスキー犬2,3匹を一緒に載せて、植物園からトビリシ市外の植樹場所のムツヘタまでの数マイルの道のりをみんなで歌を歌いながら進んで行きました。途中、かわいい小さなロバを連れた友達も一緒に加わりました。ブラスバンドのこども達は、使い古したチューバとトロンボーンを小さな胸で一生懸命に吹いてくれました。ミルクがかった青空と灰色の山並みと丘のいちばん上にあるジュワリ教会に囲まれながら、無垢で生気にあふれたイベントになりました。(現地担当者 アンテアさんの報告から一部抜粋)
植樹式では、現地柿の木プロジェクト担当者のマムカ・ジャパリディチさん(1999年ベネチ アビエンナーレ、グルジア代表アーティスト)が、こども達のためのワークショップを行ってくれました。

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