イタリア、ヴィチェンツァ県ヴィッラヴェルラ市在住の坂口まりさんと夫のデニス・ペザヴェントさんは2004年に実施されたベニールの公園(イタリア・ソンマカンパーニャ)での植樹式に参加したことをきっかけに、地元ヴィチェンツァでのプロジェクトを希望されました。ブレーシアの植樹中心者のマニセラさんにも相談し、ヴィッラヴェルラ市役所の文化事業担当者と連絡をとりあいプロジェクトが進みました。当初はヴィッラヴェルラ市内の1箇所に植樹をすることで話を始めたのですが、ヴィチェンツァ県全体の議会まで話が持ち上がり、最終的にヴィチェンツァ県内の10か所という、大型植樹が実現しました。
4月21日のサルチェード小学校、ズグリアーノ小学校、22日のモンテッキオ・プレカルチーノ図書館、ドゥエヴィッレ中学校、23日午前9時からブレガンツェ市のアーノルド・フジナート小学校とそして午前10時からアーノルド・フジナート中学校の植樹に引き続き、午前11時からコッローディ小学校の植樹が行われました。
ティエネ市内にあるコッローディ小学校の名前はピノキオの作者の名前カルロ・コッローディから付けられています。
植樹式当日、校内には事前に柿の木をテーマにつくった作品が多数飾られていました。植樹式は市長、学校長、海老沼先生のスピーチのほか、「被爆柿の木二世の親の木はまだ生きていますか?」といった質問会が開かれました。地元TV局が取材に来ていたこともあり、賑やかで元気な植樹式となりました。