静岡県のベルナール・ビュッフェ美術館は、クレマチスの丘にあり、ヴァンジ彫刻庭園美術館などにも近接しています。この美術館にはこども美術館が併設されており、周辺地域のみならず関東から足を延ばして訪れる家族の姿も見られます。2008年1月～3月に合計10回開催されたワークショップでは、100組の親子が参加し、柿の葉コラグラフ(版画)を作成し、柿の木プロジェクトを学びました。
植樹式当日、午前中には静岡県在住アーティスト 持塚美樹氏が描いた「生命の樹」にこども達の描いた柿の葉をコラージュしていくワークショップが行われました。この樹は10年間に1000枚の葉が加えられていく予定です。
午後はビュッフェの絵に囲まれて、マリンバ奏者小松玲子さん、北方寛丈さん(ピアノ)、宮地良幸さん(ドラム)によるメモリアルコンサートが催され、小松さんと北方さんにより作曲された「柿の木プロジェクト」をイメージしたオリジナル曲「Tree」が披露されました。
その後、前庭に二本の柿の木が植えられ、その横にはこども達のメッセージが書かれた柿の葉コラグラフを入れた大きなタイムカプセルが埋められました。カプセルは10年後の”Harvest of KAKI”に開封されることになっています。
長崎から海老沼先生も駆けつけ、豊かな自然に囲まれた館内に賑やかなこども達の声が響きわたる植樹式になりました。
