会期:2007年 12月 22日~2008年3月29日
丸木美術館、天の園の会、東松山市役所、柿の木プロジェクト実行委員会の共催による展示
2007年2月26日の東松山市立唐子小学校と3月8日の唐子中央公民館の植樹に関連し、「いのちをつなぐ希望の木 柿の木プロジェクト in からこ」展が、原爆の図・丸木美術館にて開催されました。
展覧会のオープニングでは、和太鼓の演奏、紙芝居「かきのきおやこ」、折鶴の笹舟流し、「天の園」の朗読、丸木美術館クラブの谷口幹夫さんによるワークショップなどもりだくさんのイベントがありました。
展覧会は4つのパ―トに分けられ、丸木美術館は、唐子小学校のこども達が万年山えつ子さんによるワークショップ(11月8日、22日、29日の3回)で制作したペットボトル、竹、まゆ玉をつかった作品を展示しました。 天の園の会と東松山市役所はこれまでの活動報告の展示を行いました。柿の木プロジェクト実行委員会は、唐子小学校のこども達が制作した中尾倫子さんと木谷安憲さんによるワークショップ作品を中心に展示プランをたてました。 会場の入り口には、「長崎の被爆柿の木」と「被爆柿の木二世」の写真とこれまでのプロジェクトの記録写真を展示しました。 会場の中央には中尾倫子さんによるワークショップ「しあわせの色で柿の木を染めよう!」(2007年12月6日)で制作された白い大きな柿の木のドローイングが展示され、その大きな柿の木には唐子小学校のこども達に描いてもらった色紙がたくさん貼られています。 このワークショップは会期中も来館者により継続され、日々、色鮮やかに変化していきました。 また、木谷安憲さんのワークショップ「スマさんの絵を描いてみよう」(2007年12月13日)で制作した70枚の絵は木谷さんの作品とともに展示しました。これらの絵はこども達が丸木スマさんの「ばくろう」という絵を見て、描いたものです。
展覧会の会期終了時、白い大きな柿の木は美しい鮮やかな柿の木となっていました。またこども達の描いたスマさんの絵は、2009年に植樹を予定しているイタリア・ボルドーのこども達の元に送られました。