2010年3月 にイタリアのブレーシア州の8か所の市町村で行われた一連の植樹のうちの一つ。
3月24日午前、晴天のなか、トレンツァーノ国立総合学院の校庭で行われた植樹式はとても盛大なものでした。式典は、壇上に市長、校長、柿の木実行委員ら来賓が座り、参加者は全校生徒の演技を鑑賞しました。イベントは平和のメッセージをつけた風船を空へ飛ばすことから始まり、ブラスバンドによる演奏、空手の実演、踊り、詩の朗読など次々と行われ、中でも、ルネサンス期の衣装を纏った学生のダンスは文化を感じさせ印象的なものでした。また、移民の多い土地柄、東ヨーロッパのフォークダンスなども披露されました。学校のあちらこちらには、平和へのメッセージや絵、そしてマンガも展示してあり、学校上げて力の入った植樹式でした。しばらく、柿の木は鉢植えのまま育てられますが、今後、学校の正面玄関に平和をデザインした花壇を作る予定となっており、そこに柿の木は地植えされることになっています。
今回の植樹式には、日本から実行委員の親子連れが参加、4歳の男の子が柿の木を持って式典の会場に入場する様はとてもほほえましく、参加者たちも喜んでくれました。