植樹式 聖マッシミリアーノ・コルベ教会(イタリア・ブレーシア)

聖マッシミリアーノ・コルベ教会での植樹を申し込んでくれたのは、ブレーシア・エコロジー防火団セラのモリナリ・ポルトロ氏です。2011年は、この教会に由来するコルベ神父の没後70年、また防火団セラのグループ創立35周年にあたる年であることから、「平和」の柿の木の植樹を希望しました。コルベ神父はフランチェスコ修道会の修道士で、何年か長崎にも居住しています。その後、アウシュビッツ強制収容所で、ある軍曹の身代わりとなり、47歳で処刑された人として、讃えられています。またモリナリ・ポルトロ氏の属するブレーシア・エコロジー防火団セラは、丘陵地帯の監視と保護、回復を進めており、自然を大切にする活動を展開、この6年間で「谷の緑」という平和の行進を推進しています。

5月17日の植樹式は、防火団セラの人々を中心に進められました。近所の幼稚園や、小学校からたくさんのこども達が参加してくれました。幼稚園生たちは、白い紙に柿の木を描いたものを旗のように長い棒の先につけて、行進して教会の庭にやってきました。既に集まっていたこども達は、海老沼先生に自分たちのつくった作品や、この度の日本で起きた震災に対するメッセージを見せてくれました。
植樹式は、こども達による発表を中心に行われました。低学年のこども達によるピアニカによる日本とイタリアの国家の演奏の後、ビバルディの「春」や、ベートーベンの「歓喜の歌」の素晴らしい演奏もありました。高学年のこども達は、全員で詩の朗読をしてくれました。またチェロの演奏や歌の披露もありました。歌の最後には、たくさんの白い折鶴が空高くなげられました。
関係者、海老沼先生の挨拶の後、柿の木の植樹が行われました。植樹場所は、教会正面左手のマリア像の前です。代表のこども達によって丁寧に土をかられていきました。最後には白い大きなハトをかたどったものが柿の木の横におかれ、「長崎からの平和の柿」と記された立派な石の名盤も立てられました。最後は参加者全員で記念撮影を行いました。

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