ソーニコ幼稚園の園庭の植樹は、この地に住む定年退職されたジャコモ・フェネッティ氏によって申込みされました。ジャコモ・フェネッティ氏は、ここに将来住んでいくことになる子どもや若者たちひとりひとりに、「平和」という理念に関心を持ってほしいという願い、また、幼い頃から子供たちにはこの大切な価値観にふれてもらいたいという願いを持っています。
彼は、授業の中で平和に関するテーマを取り入れてもらうため、地元の小学校の教師たちに連絡をとり、授業の中で、寛容、神を受け入れること、論争があっても対話を通して解決すること、各自の意見を平和的に交換することなどを取り入れてもらうようにお願いしました。
植樹式は、最初 幼稚園の教室で行われました。教室のまわりに幼稚園生と小学生たちがイスを並べて丸く座り、大人たちはその後ろに立っています。ジャコモさん、海老沼先生のスピーチに続き、小学生たちが次々に詩の発表を行いました。7名の小学生は赤、黄、緑、水色、ピンク、紺色の大きな紙を持ち、裏にかえしながら、そこに描いてある絵とメッセージを発表しました。
手作りの虹色の旗を手に持ち、歌を歌い、真ん中ではこどもたちが手をつないで、ダンスを披露しました。
その後、みんなで外に出で、幼稚園生、小学生を中心に園庭で植樹をしました。
ソーニコ幼稚園は、山の麓にありますが、町のメインストリートから近く、誰もが柿の木の成長を見守ることができ、小学生たちが図書館に行く際に、日々柿の木の水遣りをすることができる場所です。柿の木は幼稚園及び小学校の生徒や教師たちはもちろんのこと町の人々にも手厚く世話をされることになります。