ガヴァルド総合学校の植樹は、ニコリ エミリアさんによって、同じくブレーシャにあるソプラポンテの小学校とともに申込みされました。ガヴァルドでは戦争の時の司令部が近年発見され、市民の平和への思いが強くなっています。柿の木の植樹を通して、生徒たちに平和や民族間の友愛を教えたいという先生方の強い思いがありました。
植樹式は、ガヴァルドの中学校の前の通りを通行止めにして行われ、300人以上の子どもたちが参加しました。式典では、小学生のリコーダーによる「歓喜の歌」の演奏の後、市長のスピーチがありました。また、小学生4名が順番に平和のついての詩を朗読しました。
その後、再び小学生によるリコーダーの演奏と歌があり、代表者のスピーチ、中学生の詩の朗読と続きました。
「被爆柿の木2世」の植樹は、大人たちだけ移動して実施され、子どもたちは中学校の柵の向こうで見守っています。メッセージをつけた色とりどりの風船を空にとばして、植樹式をしめくくりました。
その後、中学生たちは校舎に戻り、大きな教室で、生徒の代表2名が制作したコマドリフィルムをみんなで鑑賞しました。フィルムは、一人一人の平和への思いが地球の平和を確実なものにしていくという「平和」「反戦」のメッセージがみんなに伝えることができるような素晴らしい作品でした。
学校内には、原爆の資料展示が行われ、子供たちの作品もたくさん展示されていて、事前にしっかりと原爆について勉強していました。