りら創造芸術専修高等学校 植樹式
(日本・和歌山県海草郡)

山間部にあるりら創造芸術専修高等学校は、舞台美術を専門に学ぶ学校で、全校生徒は40人ほどです。元ダンサーの校長先生が、自然と芸術を学ぶ絶好の場所にとこの地を選び、廃校になった小学校を町から借りて経営しています。地域に古くから伝わり、近年途絶えていた民族芸能「真国御田春鍬規式(まくにおんだはるくわきしき)」を生徒たちが復活したり、4000人を超える人々が訪れる「世界民族祭」を毎年行ったり、地元住民と深く関わり、地域の活性化に大きく貢献しています。この学校の中嶋雄二先生の申込により、柿の木プロジェクトが実施されました。先生は、2003年2月28日、奈良県十津川村の西川中学校の植樹も実現した方です。
2月27日の植樹式は大きなイベントの直後に予定されていたため、中嶋先生は準備不足にならないかと心配されていましたが、生徒たちの植樹したいという熱い思いが実り、時間がないにもかかわらず、運営から、出し物、展示、看板とすべて生徒たちの手作りという素晴らしい植樹式が実現しました。
植樹式では、山上範子校長先生、宮島達男の話と続き、2年生による演奏、タップダンスが披露されました。パフォーマンスを披露している生徒たちの顔は生き生きとしていて、引きこまれるような作品でした。
その後、学校敷地内の学校菜園に「被爆柿の木2世」を植樹しました。
植樹式の司会をつとめた生徒が柿の木に「ふさ志」というあだ名をつけました。ふさふさ繁ってほしいとの願いをこめたもので、このあだ名がその後、この柿の木の正式な名前に決定したとのことです。

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