マレッニョはカステニャートから列車で約1時間ほどいったところにある町です。
植樹は小学校の先生から申し込みがありましたが、小学校が市役所に柿の木プロジェクトへの参加を報告したところ、市役所が全面的に協力して植樹式が行われることになりました。また、市役所が運営する図書館も様々な活動を通じて柿の木プロジェクトの広報に協力しています。
町に到着すると、市庁舎の建物の前面には、大きな虹色の「PACE」の旗がかかげてあります。
会場の前庭には、すでにたくさんの人々が集まっていました。村の高齢者一人一人に、植樹式の招待状が送られ、お年寄り、町の人々、マレッニョのすべての幼稚園、小学校、中学校が植樹式に参加してくれました。
植樹式は、市長のあいさつから始まりました。小学校の先生のあいさつの後、子どもたちのパフォーマンスが行われました。小学生による詩の朗読、「ブローインザウィンド」のリコーダーの演奏が披露されました。歌に続き、マレッニョの平和メッセージの発表は、16名の子どもたちがアルファベット一文字ずつ描いた紙を頭の上に掲げ、素晴らしく、大きな拍手がおこりました。
フランチェスコ、海老沼先生のあいさつに続き、植樹が行われました。
植樹は、男の子と83歳の老人の二人の代表によって、大きなシャベルで苗木に土がかけられました。
植樹された柿は、司祭から祝福のメッセージが送られ、参加者全員で祈り、最後に司祭が柿の木の前で祝福と黙とうを捧げました。
植樹の後は、中学生と幼稚園の子たちのパフォーマンスが披露されました。
子どもたちが色とりどりに塗られた小石を柿の木のまわりに並べ、柿ふろしき贈呈の後、小学生による歌で植樹式が締めくくられました。歌の最後に折りヅルを手に持ち、羽をバタバタさせていたのが、とてもかわいく印象的でした。