アレーマ協会の本部の「菜園・庭園」 植樹式
(イタリア・サレルノ)

サレルノの植樹は、アレーマ協会というボランティア協会のブルーノ・ベルトンさんからの申込があり、実施されました。アレーマ協会は、様々な年齢層の人々で構成されているボランティアの団体で、25年間にわたり、いろいろな活動を通じて、友愛・団結・平和と自然を敬うということを目指しています。アレーマ協会では、2013年に第二次世界大戦がこの場所、サレルノにもたらした悲劇について考え、「マンマ・ルチア」という人物について学びます。この流れから、第二次世界大戦の中、生き残った「柿の木」について、子どもたちと学び、植樹をしたいと考えました。まだ、アレーマ協会は、地域の学校や幼稚園とも深く関わりをもっており、「学習菜園・庭園」、「コウモリ(救わなければならない友達)」、「蝶の庭」、「穀物のサイクル」などのテーマをかかげ、子どもたちの教育に関わっています。柿の木プロジェクトは、「学習菜園・庭園」のテーマの中で、実施されています。

427日の植樹日は、アレーマ協会の本部にカヴァ・デ・ティレーニ市の「第三区小学校」の子どもたち、その家族、カヴァ・デ・ティレーニ市の代表者たち、小学校の校長先生、アレーマ協会の代表者が集まりました。

アレーマ協会の代表、ランビアッセ・ドメニコさんのあいさつに続き、海老沼先生からのメツセージが代読されました。ブルーノさんは子どもたちに写真を見せながら、柿の木プロジェクトの歴史、柿の木を平和の象徴として紹介しました。続いて、幼稚園生、小学生の子たちがワークショップが披露されました。

アレーマ協会の本部の「菜園・庭園」のコンクリートの壁には、大きな虹の絵が描いてあり、日の丸がはってあります。柿の木はその壁のすぐ前に植樹されました。伝統的な衣装を身につけた人々によるラッパの演奏があり、子どもたちの代表が「被爆柿の木2世」に土をかけていきました。

植樹式の最後には、タリ・ソレックの「色の箱」という詩が朗読され、イベントについての短い感想を生徒たちがよみあげられました。

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