ベックウェイハウスは学校法人グリーンヒル幼稚園と秋川文化幼稚園を経営している池谷善郎氏が個人的に所有しているキャンプ施設で、幼稚園生とその保護者、その知人が利用できる施設です。宿泊施設、バーベキューコンロ、ピザ釜などもあり、下を流れる川で魚釣りを楽しむこともできます。
今回の植樹は、グリーンヒル幼稚園と秋川文化幼稚園で園児たちに美術を教えている矢野真一先生から申し込みがありました。矢野先生は、2005年5月13日の夢の森幼稚園、2006年6月9日の横浜市民ギャラリーあざみ野の植樹の申込者でもあり、長年にわたり、幼稚園の美術教育に携わっていらっしゃいます。
グリーンヒル幼稚園の卒園生26名と保護者たちは、八王子からバスに乗ってやってきました。
また、多摩美術大学の学生さんたちも応援にかけつけてくれています。
子どもたちがバスで到着したとたん、それまで静かだった山あいにあるベックウェイハウスが一変し、賑やかに植樹式がはじまりました
園長先生のお話、海老沼先生からのメッセージをみんなで縁側にすわり、聞きました。続いて、伊藤ちさとさんによる紙芝居 「かきのきおやこ」 の上演がありました。
紙芝居をみた後、園長先生と園児たちみんなで柿の木の名前を考え、「ちきゅう」くんと「みらい」ちゃんに決定。
みんなで、お弁当、池谷先生のお母さんたちを中心とする地元のご婦人たちがつくってくれたすいとん、ピザの具材をそろえ、ピザ窯でピザを焼き続けてくれたベックウェイの管理人さんが作ったピザをいただきました。
午後は、矢野先生のワークショップ「柿の宝石をつくろう」 が行われました。石膏を水でこねて、絵具で好きな色をつけて、丸くして固め、こすってピカピカにしていきます。子どもたちはふだんできないようなグチャグチャドロドロができて、本当に楽しそうでした。子どもたちは1人2個制作し、1個は持ち帰り、1個はベックウェイにおかれる「柿の宝石箱」に入れておくことにしました。
そして、いよいよ植樹です。午前中に子供たちが決めた柿の木の名前が入った立て看板を多摩美術大学の学生さんが制作してくれて、柿の木の前に建て、みんなで記念撮影。
「柿の宝石箱」はベックウェイに保管され、子どもたちがベックウェイに遊びに来たときにいつでも見られるようになっています。