2009年2月21日のイタリア・ブレーシャ・ジュゼッペ市のリストランテ「カステッロ・マ ルベッツィ」、2011年4月2日のイタリア・ラクイラのジョスエ・カルドウッチ第一中学校、2012年4月14日のイタリア・トリエステ、サンジョバンニ公園、4月24日のイタリ ア・ブリンディジ、ヴァレ・ディトリア植物温室園、6月9日のアフガニスタン、カブール国立美術館と、数々の植樹を手がけてくれた ティツィアナ・ボルタさんは、平和の木の植樹候補地を、(平和をもたらすこと、もしくは植物の多様化に貢献することを条件に、あてはまる場所を探してくれました。今年彼女が選定したのは、トリノのロルッソ・クトゥニョ刑務所、ヴェナウス 平和の円形劇場 芸術多目的センター、リアーチェ のサラ公園の3か所です。
サラ公園は、1972年に蘇った古代ギリシャ時代の二つの銅像(現在はリアーチェのブロンズ像として知られています)の物語に相応しい場所です。1999年にCitttà Futura association が設立され、その後 他の南部の4つの協会、 Lampedusa,、Il Girasole,、Real Riace 、Riace Accoglieが続いて設立されました。そしてそれに伴い、現在世界中のお手本となっている移民プログラムが誕生したのです。2004年 から市長を務めているドメニコ・ルカーノ市長は、2010年に移民政策に関する世界市長賞を授与されました。今では約150人の移民が地元住民に受け入れられ、地方当局の支援を受けて職を得、郊外の経済に貢献しています。地元の伝統に従った革新的な取り組みとしては、ロバを使った収穫の多様化が挙げられます。
ルカーノ市長 は、水を運ぶ人に捧げられているSarah公園を、人種に関わらず新たにリアー チェ市民になった人一人につき一本の木を植える場所としたいと常に考えていました。長崎の柿にも、戦地の人々の生命の尊厳に対する希望の象徴として、公園内に植樹されました。